『アンチキャンサー社は、癌手術のために、蛍光タンパク遺伝子で癌を特異的に標識する新しい技術を開発した。』

 

アンチキャンサー社の研究者は、岡山大学の研究者と共同でヒト癌を播種させたマウスモデルを使って、GFP遺伝子を癌で特異的に発現させる技術を開発しました。GFP遺伝子を組込んだアデノウイルスをマウスに投与するとマウスの体内の全ての癌はGFPで標識され、明るい緑色の蛍光を発するようになりました。正常細胞と癌細胞を殆ど区別できない通常の光(太陽光、蛍光灯や電灯の光)の下とは違って、簡単な光源とフィルターを使うことによって、研究者はマウスの体内の全ての癌を眼で見ることができるようなりました。これによって、研究者はマウスの体内に播種した全ての癌を外科的に上手に取り除くことに成功しました。

 

アンチキャンサーのVP&COOであるシャーリーン・クーパーは次のように述べております。

『生体内の癌に選択的に蛍光を出させることによって、通常の光の下では眼で見ることができない全ての癌を可視化することが可能になり、これによって全ての癌を取り除くことができるようになりました。もし顕微鏡がなくては眼に見えない癌が残っていたとしても、外科医には色々な選択肢あり、残っている癌は手術用の顕微鏡を使って見つけ出し除去することができます。また、癌はGFP遺伝子で標識されているので、再発した癌も蛍光を発します。従って、外科医は癌を容易に見つけ出し、切除できます。』

この研究は今週のアメリカ科学アカデミー紀要に掲載されています。

アンチキャンサーの研究者と藤原俊義博士を中心とする岡山大学の研究者は、この技術が近い将来臨床に応用されることを期待しております。

 

アンチキャンサー社は、1984年にアメリカ、カリフォルニア州、サンディエゴに設立されました。アンチキャンサー社は、メタマウスやアンジオマウスのような先端的なヒト癌のマウスモデルを開発してきました。これらのマウスモデルでは、癌や血管が蛍光タンパク技術を使ったオンコブライト技術で可視化されています。また、アンチキャンサー社は、癌特異的な代謝欠損を標的とする遺伝子組換えの抗癌剤や癌を特異的に攻撃するバクテリアを開発中です。

さらに、アンチキャンサー社は、癌や心臓血管系の疾患の遺伝子組換え診断薬を開発中です。また、アンチキャンサー社は、個々の癌患者のために最適の抗癌剤を選択するHDRA(ヒストカルチャー・ドラッグ・レスポンス・アッセイ)法を提供しております。また、アンチキャンサー社は、毛包遺伝子治療の先駆者であり、最近は神経や脊髄の損傷を再生するための多機能毛包幹細胞利用技術を開発中です。

 

更に、詳しい情報をお知りになりたい方は、シャーリーン・クーパーまでご連絡ください。E-mail: all@anticancer.com

URL: http://www.anticancer.com